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弘法大師御一代

お母上の玉依御前は、いろいろな御本・経本を、真魚様に読み聞かせになりました。

 

その中で、真魚さまは仏教の経本に興味を示されました。

真魚さまは御年三歳の時より読み書きに興味を持たれ、いろいろな書物を、ご覧になりその中にお釈迦様の説かれた三部経があったといわれております。

 

ご両親の暖かい優しさが感じられます。

 

覺王山 歳弘法堂では、御歳三歳の真魚さまが、仏教にこころざしをお持ちになられ教本を読まれるお姿の尊像を祭祀いたしております。

真言宗の開祖弘法大師のご誕生は、今から約1250年ほど前の西暦774年(宝亀五年)の六月十五日に、讃岐の国多度郡引田郷屏風ヶ浦。

現在の(四国香川県善通寺市)で佐伯家の三男としてお生まれになったと云われています。

父親は、佐伯直田公(さえきあたいたぎみ) 母親は、阿刀家の玉依御前(あとけのたまよりごぜん)で、お父上はこの地方の豪族の家系でありました。出生の地は、現在の善通寺あたりであったと云われております。

佐伯家の菩提寺でありましたお寺を、真魚さまのお父様の法名(善通)を頂き、名を善通寺(現在四国七十五番の札所)と改められたと云われております

 

弘法大師のお誕生日であります西暦774年六月十五日は、中国密教の大成者で有られる不空三蔵(伝持の八祖)の入滅の日であり、(伝持八祖)の第八祖で有られる弘法大師・空海が不空三蔵の生まれ変わりであるとも言われています。

 

覺王山 歳弘法堂では、弘法大師が佐伯真魚(さへきのまお)と名づけられた生後間もないお姿を、母の玉依御前に抱かれたお姿の尊像を祭祀いたしております。

御年一歳

真魚さまがお生まれになった六月十五日を秋葉祭といいます。

 

高野山では、青葉祭には、真魚さまご生誕をお祝いして盛大に行なわれます。

 

御歳二歳の真魚さまが母上の玉依御前のご指導で神仏に手をあわせられ、仏教に大きな志をお持ちになられました。

 

真魚さまは、自然に手を合わせて合掌される事が多くなられたといわれております。

 

覺王山 歳弘法堂では、御歳二歳の真魚さまが、神仏に合掌をしてお祈りしておられるお姿の尊像を祭祀いたしております。

御年二歳

御年三歳

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